第1回 ブログ 「不妊」とはどのような状態ですか?
こんにちは。
鍼灸整骨うりずんの金親です。
今回は、「不妊...etc
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こんにちは。
鍼灸整骨うりずんの金親です。
鍼灸整骨うりずんのホームページをご覧になっている方の多くは妊活中の方ではないかと思います。
今回は、妊活をしていてもなかなか妊娠しない原因の一つ「性交渉の回数」についてお話したいと思います。
妊活で悩む多くの日本人カップルに足りていないこと、それはずばり性交渉の回数といえます。
下図は、男性向け避妊具メーカーのDurax社の「世界各国のセックス頻度と性生活満足度」という調査の結果です。
世界中のカップルの年間のセックスの頻度が、103回に比べて、日本人カップルは、たったの45回です。
性生活の満足度も中国以外の国と比べ、だいぶ低いといえます。

平均的に世界中のカップルが月平均8回から9回セックスをしているところ、日本人はたったの3回から4回程度しか性交渉をしていないということになります。
鍼灸整骨うりずんにご来院頂く患者さんにお話を伺っても、妊活アプリが月経周期から割り出した排卵日にあわせて、前日、当日、次の日の3回くらいしかタイミングを取らないという方も多いですし、何なら排卵当日くらいに1回のみという方も間々いらっしゃいます。
排卵の日がずれることはよくあることです。
妊活アプリが割り出してくれた排卵日が、あっているかというのも微妙なところです。
例えば、アプリが教えてくれる排卵予定日より2日前に排卵してしまえば、卵子の命は1日弱なので、予定日の前日、当日、翌日の性交渉では妊娠することはありません。
排卵が予定日よりも3日遅れてしまえば、やはり妊娠することは難しくなります。
下の図を見てください。
卵巣の中の卵胞から卵子は排卵され、卵管采がそれをピックアップして、卵管膨大部で精子と出会い受精します。

排卵されるタイミングで卵管に新鮮で元気な精子がたくさんいることが大切です。
それを確実にするには、生理の出血が終わった後の性交渉の回数を増やすことです。
もちろん、毎日性交渉があれば、タイミングを考える必要はなくなります。
しかし、やはり毎日頑張るのは大変だという方も多いと思います。
そうすると、精子は何日くらい受精の舞台となる卵管で生きていられるかを考えて、より効率の良い性交渉を持つということが肝要です。
元気な精子は、射精された後、卵管で3日程度活動することが出来ます。
生理の出血が終わったら、排卵予定日までの間、2日に1度タイミングを取ると射精後2日目よりも新しい精子が排卵される卵子をいつでも待ち構えている状態になります。
生理周期が28日という方の場合、おそらく14日目くらいに排卵するでしょう。
生理の出血が始まってから、8日目、10日目、12日目、14日目とタイミングをとると、多少排卵日がずれたとしても、いつでも新鮮で元気な精子が、卵子を待ち構えている状態になります。
精子と卵子が出合う確立をさらに上げるのであれば、性交渉の回数を増やしたうえで、正しい排卵日を知ることが大切です。
排卵検査薬を使用したり、婦人科にて卵胞の大きさを見てもらい、排卵日をしっかり確認するとよいでしょう。
今回は、妊娠するために排卵前に性交渉の回数を増やすことの大切さについてお話ししました。
排卵日のピンポイントを狙うよりは、いつでもたくさん精子が待ち構えているところに排卵することが自然妊娠への近道!!
40週間後には、赤ちゃんを抱っこできるようがんばりましょう。
千葉市の鍼灸院、鍼灸整骨うりずんでは、妊活をしていらっしゃる皆さんを鍼灸・アロマテラピーでお手伝いさせていただいております。
お手伝いさせていただいた患者さんがご懐妊され、出産された時には私たちも本当にうれしいです。
皆様の妊活にとって有用な情報をこれから発信していきたいと考えています。
次回はまた、セックスの大切さについてお話ししたいと思っています。
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