妊活と水溶性食物繊維 〜腸を整えることが“授かる土台づくり”につながる理由〜
千葉市の妊活専門鍼灸院「鍼灸整骨うりずん」です。
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こんにちは。 千葉市の鍼灸院 鍼灸整骨うりずん の金親です。
2025年、免疫学の分野で大きなニュースがありました。
大阪大学の 坂口志文先生 が、 「制御性T細胞(Treg)」の発見と免疫制御の仕組みの解明 により、 ノーベル生理学・医学賞を受賞されました。
制御性T細胞とは、 自分の免疫が、自分自身を攻撃しすぎないようにブレーキをかける白血球です。
この細胞があるおかげで、私たちの体は 自己免疫疾患を起こさずに保たれています。
実はこの 「免疫を抑え込むのではなく、やさしく調整する仕組み」 は、妊娠とも深く関わっています。
そして最近の研究では、 パートナーとの性交渉(精液への暴露)が、 子宮内膜における制御性T細胞の働きに影響を与える可能性がある ことも分かってきました。
つまり セックスの回数やタイミングが、 子宮が受精卵を受け入れやすい「免疫の状態」を整える一因になる 可能性がある、ということです。
前回のブログでは 「妊娠しやすいタイミングは『排卵の前』」 というお話をしましたが、 今回はさらに一歩踏み込んで、「なぜ子宮は受精卵を受け入れられるのか」「免疫は妊娠にどう関わっているのか」「妊活における性生活の意味」について、できるだけ分かりやすくお話ししていきます。
妊活というと、 「排卵日を狙う 」「タイミングを合わせる」「精子と卵子を出会わせる」ことに意識が向きがちですが、「受精=ゴール」ではありません 。
もちろん、妊活において、これはとても大切です。
しかし実際には、 受精したあと、胚が子宮内膜に着床し、 その状態を維持できるかどうか ここまでがそろって、はじめて妊娠が成立します。
この「受け入れる力」に深く関わっているのが、 子宮内膜の免疫環境です。
子宮内膜にも免疫があるという事実 私たちの体には、「自分の細胞」「自分以外のもの」を見分ける 免疫の仕組み があります。
これは本来、 細菌 、ウイルス 、異物 から体を守るための、大切な働きです。
ところが妊娠においては、 この免疫が 少しだけ特別な振る舞い をする必要があります。
受精卵(胚)は、「卵子:自分の体由来 」「精子:パートナー由来」でできています。
つまり胚は、 半分は自分、半分は自分以外の存在です。
もし子宮内膜の免疫が 「自分以外は排除しよう」と強く働きすぎると、 「着床しにくい」「着床しても維持しにくい」という状態が起こることがあります。
ここで重要になるのが、 制御性T細胞(Treg)の働きです。
制御性T細胞(Treg)と妊娠の関係 制御性T細胞は、
・免疫が暴走しないようにする
・「攻撃」よりも「調整」を担う
いわば 免疫のブレーキ役 の白血球です。
妊娠においては、 胚を異物として攻撃しすぎないように、 子宮内膜の免疫を「受け入れモード」に整える という、とても重要な役割を果たしています。
精液と免疫環境の意外な関係
ここで関わってくるのが、 精液との接触です。
精液には、「子宮内膜の免疫細胞に影響を与える成分、制御性T細胞の働きに関係すると考えられる因子」が含まれていることが分かっています。
そのため、 パートナーとの性交渉を通して精液に触れることが、 子宮内膜の免疫環境を整える一因になる可能性がある と考えられています。
これは、 「妊娠できる・できない」を直接決めるもの ではありませんが、 妊娠しやすい土台づくり としては、無視できない要素です。
「妊娠しないタイミングのセックス」は無意味?
「妊娠しないと分かっている時期のセックスに意味はありますか?」 と聞かれることがあります。
医学的に考えると、 妊娠そのものが目的でなくても、 免疫や体づくりの面で意味を持つ可能性はある と言えます。
排卵日だけに集中する妊活よりも、 排卵前の期間 ・妊娠しないと分かっている時期 にも、無理のない範囲で性生活があることが、 結果的に妊娠しやすい体につながる場合があります。
ただし「多ければ多いほど良い」わけではありません 。
「義務的なセックス 」「強いプレッシャー」「 体調を崩してまでの無理 」これらは、 ホルモンや自律神経のバランスを崩し、 かえって妊活の妨げになることもあります。
回数よりも、 体が緊張しすぎていないこと 無理をしないということも、妊娠しやすい環境づくりでは、とても大切な要素です。
鍼灸の視点から見る「受け入れやすい体」
鍼灸整骨うりずんでは、妊活において 「骨盤内の血流改善」「自律神経のバランス の調整」「冷えや慢性的な緊張の緩和」 をとても大切にしています。
子宮内膜の状態は、 「血流」「ホルモン」「免疫 」「ストレス」 これらすべての影響を受けます。
「タイミングは合っているはずなのに…」 という方ほど、
「体が常に力んでいる」 「眠りが浅い」「気持ちが休まらない」
といった背景が見られることも少なくありません。
まとめ
・妊娠は「受精=ゴール」ではない
・子宮内膜の免疫環境が着床に関わる
・制御性T細胞は「受け入れる免疫」を支える
・精液との接触は、免疫環境に影響する可能性がある
・回数を多くすることは大切だが、無理のない継続と体の状態をよくしておくことが大切
次回は、 「着床期に気をつけたいこと」 ――排卵後の過ごし方や、 性生活との付き合い方について、 もう少し具体的にお話ししていきます。
妊活は、 焦らず、体を整えながら続けることが何より大切です。
千葉市の鍼灸院 鍼灸整骨うりずん では、 妊活中の皆さまを 鍼灸・アロマテラピーを通して お手伝いしています。
不安なことがあれば、 いつでもご相談ください。
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