【第3回】「飲む点滴」――はちみつ水で血糖ケアをやさしくサポートする方法とは?
こんにちは、鍼灸整骨うりずんです。「低血糖と補食の大切さ」シリーズも今...etc
記事を読む

こんにちは。
千葉市の妊活専門鍼灸院「鍼灸整骨うりずん」です。
妊活サポートをしていると、血糖やホルモンの話と同じくらい大切なのが、「体に不要なものをどう減らすか」=デトックスの力です。
その中でも特に注意したいのが「水銀」。
知らず知らずのうちに魚介類などから体に取り込まれ、代謝やホルモンバランス、卵子の質にまで影響を与えることがあります。
■ 水銀はなぜ妊活に影響するの?
水銀(特にメチル水銀)は、一度体に入ると半減するのに2〜3か月もかかる、とても抜けにくい物質です。
主に肝臓から胆汁を通して排泄されますが、途中で再吸収されるため、慢性的に少しずつ体内に溜まりやすいのが特徴です。
水銀は、
① 全身の解毒を担うグルタチオンなどの成分に結合し、本来の働きを弱めてしまう
②ミトコンドリア酵素を傷つけ、ATP(エネルギー)産生を低下
③卵子や黄体の代謝にも悪影響を与える
といった経路で、妊娠しやすい体づくりにブレーキをかけてしまいます。
■ まずは“入れない”ことが最優先
厚生労働省の指針でも、マグロ・カジキ・キンメダイなどの大型魚類は水銀濃度が高いとされています。
うりずんでは妊活中の方に、「マグロなどの大型魚は基本的に避ける」「イワシ・アジ・サバ・サケなどの小型魚を中心に」という食事指導を行っています。
■ “出す力”を高める3つの食材
・ ブロッコリースプラウト 🌱
100円程度でどこのスーパーマーケットでも買える「キング オブ デトックス」
ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンは、体の「守るスイッチ(抗酸化・解毒スイッチ)」を入れてくれる働きがあります。
これによって、肝臓の解毒酵素や抗酸化物質が活性化され、体の“出す力”が自然に高まります。
・1日大さじ2杯程度または3日に1回程度1パックを、サラダや味噌汁で継続すると、体の「排出スイッチ」が自然にオンになり、デトックス効果が期待できます。
② ターメリック(ウコン)🌼
クルクミンが肝臓を守り、胆汁の流れを促して胆汁経由での排泄をサポートします。
・カレーやスープ、炒め物に少量を加える
・油と一緒に摂ると吸収率アップ
・胆石・胃酸過多の方は摂りすぎに注意が必要です。
③ パクチー(コリアンダー)🌿
「重金属デトックス食材」として知られますが、少し注意が必要です。
パクチーには金属と結合する成分があり、神経や組織中の水銀を動かす力を持っています。
しかし、排泄ルート(肝臓・腸・胆汁)が整っていない状態で大量に摂ると、動かした水銀が別の臓器に再沈着してしまうリスクがあるのです。
つまり、パクチー単体を山盛りサラダで食べる「デトックス目的食」は逆効果になることもあります。
食事の薬味やスープの香りづけに**少量(10〜20g程度)**取り入れる程度なら、風味を楽しみながら安全に活用できます。
もしパクチーを取り入れるなら、同時にブロッコリースプラウト・レモン汁・オリーブオイルを合わせると、“出す力”がより高まります。
■ “ためない体”をつくるために水銀などの不要物質を体の外に出すルートは、肝臓 → 胆汁 → 腸 → 便です。
この流れが滞ると、せっかく出そうとしたものが再吸収されてしまいます。
そのためにも:
・発酵食品や食物繊維で腸内環境を整える
・十分な水分とミネラル補給
・軽い運動や入浴で汗からの排泄を促す
こうした日常の積み重ねが、“ためない体”を作ります。
■ まとめ:妊活中のデトックスは“攻める”より“整える”
「出す」よりも「入れない」「滞らせない」ことを意識。
ブロッコリースプラウトやターメリックのように、日常の中で続けられる“優しいデトックス”を取り入れましょう。
鍼灸整骨うりずんでは、鍼灸・東洋医学・栄養学を組み合わせ、体の内側から「整えるデトックス」をサポートしています。
関連記事
グルタチオン, ターメリック, デトックス, パクチー, ブロッコリースプラウト, 千葉市, 妊活, 栄養, 水銀, 解毒, 鍼灸, 鍼灸整骨うりずん
TOPに戻る