【第2回】瞑想の効果と実践のすすめ ~心をととのえる妊活のセルフケア~
千葉市にある「鍼灸整骨うりずん」では、妊活に特化した鍼灸施術を提供して...etc
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こんにちは。
千葉市の妊活専門鍼灸院「鍼灸整骨うりずん」です。
妊活中の女性とお話していると、「疲れが取れない」「体が冷える」「気持ちが不安定になる」
といったお悩みをよく耳にします。
ホルモンや自律神経の問題と思われがちですが、その“土台”にあるのが 「鉄欠乏」 です。
🔸鉄は「エネルギーを生み出すミネラル」
鉄というと「血が足りないと貧血になる」くらいの印象を持たれがちですが、実はそれだけではありません。
鉄は、体の中でエネルギー(ATP)をつくるときに欠かせない“助け役”です。
ミトコンドリアの中で、燃料”をエネルギーに変える流れをスムーズに進めるために鉄が電子を運ぶ役割をしています。
鉄はエネルギーを生み出す“縁の下の力持ち”なのです。
鉄が不足すると、
・酸素を運べない
・酸素を使ってATPをつくれない
という二重のエネルギー不足になります。
このため、鉄不足の人はどれだけ休んでも「回復しない疲れ」を感じ、体温が下がり、ホルモンバランスや月経リズムの乱れにもつながります。
🔸女性は鉄が失われやすい
健康な人でも、汗や尿、皮膚の代謝などで毎日約1mg の鉄が自然に失われています。
さらに女性は、月経によって1回あたり約30mgの鉄を失うといわれます。
つまり、生きているだけで少しずつ“鉄の赤字”が積み重なっているのです。
ダイエット、菜食中心の食生活、カフェインの摂りすぎ、胃腸の弱りなども鉄吸収を下げる要因となります。
🔸鉄不足が妊活に与える影響
鉄は血流やホルモン、卵子の質にも関係しています。
・卵子や受精卵のエネルギー代謝が低下する
・子宮内膜への酸素供給が減り、着床しにくくなる
・HPO軸(視床下部‐下垂体‐卵巣系)の調整に支障が出る
・月経周期の乱れ、PMSや不眠の悪化
体の冷え、眠りの浅さ、気分の落ち込みが続くとき、「ホルモン」だけでなく「鉄」の不足も一度見直す必要があります。
🔸鉄不足は“心”の不調にも影響する
〜産後うつと鉄の関係〜
鉄は、脳内の神経伝達物質「セロトニン」や「ドーパミン」など“気分を安定させるホルモン”をつくるときにも必要です。
鉄が不足すると、
・セロトニンが作られにくくなる
・脳の酸素供給が減る
・エネルギーが足りず、やる気が出ない
という状態になりやすく、抑うつ・不安・不眠が起こりやすくなります。
特に出産後は、出血で30〜100mgもの鉄を失います。
また出産で出血が多ければ更なる鉄を失うこともあります。
加えて授乳期にも鉄が供給され続けるため、妊娠前から鉄を貯めておかないと、産後うつや慢性疲労につながりやすいのです。
🔸どのくらい前から対策すべき?
鉄はサプリを飲んだからといってすぐに回復するものではありません。
フェリチン(貯蔵鉄)は1か月に10ng/mL前後しか上がらないことも多く、体を整えるには時間がかかります。
そのため、最低でも3か月前からできれば6か月前から 鉄を満たす生活を始めるのが理想です。
妊娠中にフェリチンが40を切ると、胎盤の形成や胎児の発育にも影響が出るとされます。
妊娠前からフェリチン50〜100ng/mLを目指しておくことで、妊娠中・産後の「鉄不足スパイラル」を防ぐことができます。
🔸まとめ
・鉄は「血」だけでなく「エネルギー」と「心」の栄養素
・妊活期から鉄を満たすことで、冷えや疲労、ホルモンバランスを整えやすくなる
・妊娠前の3〜6か月が鉄の“貯金期間”
・鉄を満たしておくことが、妊娠中の安定・産後の心身の回復を支える
🌿鍼灸整骨うりずんについて
千葉市中央区にある鍼灸整骨うりずんは、妊活に特化した鍼灸院です。
東洋医学をベースに、鍼灸・よもぎ蒸し・アロマセラピー・栄養サポートなど、体の内側と外側の両面から妊娠しやすい体づくりをサポートしています。
「冷えが取れた」「体が軽くなった」「気持ちが前向きになった」と、多くの患者さんから喜びの声をいただいています。
一人ひとりの体質やライフスタイルに合わせて、心と体の両方を整える妊活サポートを行っています。
妊活にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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