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こんにちは。千葉市中央区にある妊活専門の鍼灸院 鍼灸整骨うりずんです。
当院では、なかなか妊娠しづらいと感じている女性の体と心の状態を整えるために、東洋医学的な視点からサポートを行っています。
妊娠を望んでいるのに、なかなかうまくいかない。
月経のたびに気持ちが沈んだり、周囲の妊娠報告に心が揺れたり、先の見えない不安を抱えながら日常を過ごしている人も多いかもしれません。
そうした状態が続くと、無意識のうちに体も心も緊張しやすくなり、呼吸が浅くなっていることがあります。
そしてその浅い呼吸が、自律神経やホルモンのバランス、体のめぐりに影響を与える可能性があります。
妊娠しやすい体づくりのためには、栄養や運動だけでなく、「呼吸を整えること」もとても大切です。
深い呼吸には、自律神経を整え、体の内側からホルモンの流れを支える力があります。
呼吸は、自律神経とホルモンのバランスを整える鍵
人の体には、「交感神経(活動・緊張)」と「副交感神経(休息・回復)」という2つの自律神経があり、バランスをとりながら働いています。
このバランスが乱れると、視床下部や下垂体などのホルモン中枢に影響を与え、排卵や着床、月経周期にも影響が及ぶことがあります。
特に妊活中は、先の見えない不安や期待と失望の繰り返しなど、精神的に揺れやすい時期。
意識しないと、交感神経が優位な状態が続き、体が常に緊張してしまいます。
呼吸は自分で整えられる、シンプルなセルフケア
呼吸は、自律神経に直接働きかける数少ない“自分でコントロールできる”手段です。
- 息を吸うと交感神経が刺激され、心身が活動モードに
- 息を吐くと副交感神経が働き、心身がリラックスモードに切り替わる
このしくみを活かすと、呼吸を丁寧に行うだけでも体と心が安定しやすくなります。
私自身の体験:ヨガとYouTube瞑想の再開
私は20年ほど前にヨガをやっていた経験があり、呼吸や瞑想の効果については当時から関心がありました。
最近になって改めて呼吸を意識してみようと思い、YouTubeで「瞑想導入」や「ガイド付き呼吸瞑想」などを検索し、毎朝10分ほど取り入れるようになりました。
最初は考えごとが浮かんできても、それに気づいて、また呼吸に意識を戻すという練習のような感覚でした。
続けていくうちに、日常でも感情が揺れたときに自然と呼吸に意識を向け、落ち着きを取り戻すことができるようになってきたと感じています。
当院でも呼吸法をおすすめしています
うりずんでは、鍼灸の施術に加えて、自宅でできる呼吸法を患者さんにご案内しています。
毎日の中で無理なく取り入れることで、自律神経のバランスが整い、ホルモンや血流にも良い影響が期待できます。
妊活中におすすめの呼吸法:「4-7-8呼吸法(カウントは自分のペースで)」
呼吸法を行うときは、楽な姿勢で座るか、あおむけに寝た状態で行うのがおすすめです。
リラックスしやすい環境を整えてから始めてください。
- 鼻からゆっくり4つ数える感覚で息を吸う
→ たっぷりと息を吸い込みながら、お腹や胸がふくらむのを軽く感じてみる - 息を止めたまま、7つ数える感覚で静かにキープする
- 口から8つ数える感覚でゆっくり吐ききる
→ お腹や胸がしぼんでいくのを感じながら、無理なく自然なスピードで息を吐き出す
呼吸に集中することで、頭の中が静かになり、自律神経のバランスも整いやすくなります。
はじめのうちは「吸う・止める・吐く」のリズムをつかむことを優先し、お腹や胸の動きは“なんとなく感じる”程度の軽い意識で構いません。
慣れてきたら、呼吸の深まりや体の感覚にじっくり意識を向けることで、より深いリラックス状態を得られるようになります。
最後に
呼吸は、いつでも・どこでも・ひとりでもできる、妊活に役立つシンプルなセルフケアです。
意識的に呼吸を整えることで、自律神経やホルモンバランスが整いやすくなり、妊娠しやすい体づくりの第一歩になります。
次回は、「瞑想」が妊活にどのような良い影響を与えるのか、実践法とあわせてご紹介します。
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