2025年6月21日 News

こんにちは、鍼灸整骨うりずんです。

今回から3回にわたって、「低血糖」と「補食(ほしょく)」の大切さについて、現代栄養学と東洋医学の両面からやさしく解説していきます。 第1回では、“食後低血糖”という現代人に増えている不調とその原因について取り上げます。

最近「午後になると頭がぼーっとする」「食後に強い眠気がある」「甘いものを食べたあとにイライラする」…そんなお悩みはありませんか?

それ、もしかすると「食後低血糖(反応性低血糖)」が関係しているかもしれません。

■ 血糖の乱高下は、体にとって“ストレス”

血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)は、体と心を動かすエネルギーの源です。

しかし、お米やパン、甘いお菓子などを空腹時に食べると、血糖値が急上昇し、体は「インスリン」というホルモンを大量に分泌してそれを下げようとします。

とくに空腹状態で糖質だけをとると、インスリンの反応が過剰になりやすく、必要以上に血糖が下がってしまい、食後1〜2時間で“低血糖状態”に陥ることがあります。

これが「反応性低血糖(食後低血糖)」と呼ばれる状態です。

■ 食後低血糖がもたらす症状

●食後1〜2時間後の強い眠気・だるさ

●甘いものを食べたのにイライラや不安感

●頭痛・冷や汗・集中力の低下

●ドカ食いや過食の引き金

これらはすべて、血糖値の急な落差によって、自律神経や副腎が大きな負担を受けているサインかもしれません。

■ 副腎と自律神経にも負担がかかる

慢性的なストレスや低血糖が続くと、副腎はストレスホルモンのコルチゾールを多く分泌しようと頑張ります。そのため、副腎の働きに負担がかかり、同時に自律神経のバランスも乱れやすくなります。

コルチゾールを優先的に作り出すことで、女性ホルモンをつくる材料が不足し、ホルモンバランスの乱れを引き起こすことがあります。こうした負担が続くと、妊娠に関わるホルモンの働きにも影響が出やすくなるため、注意が必要です。

副腎はストレスに対処するホルモン、特にコルチゾールを分泌する重要な器官ですが、慢性的にストレスがかかると疲弊してうまく機能しなくなります。

この状態が「副腎疲労」と呼ばれ、血糖コントロールや睡眠、免疫、ホルモンバランスにまで影響を与えることがあります。

実は、コルチゾールと女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)は、どちらもコレステロールを材料にして作られるため、強いストレス状態ではその材料がコルチゾールに優先的に使われてしまいます。 その結果、女性ホルモンの産生が後回しになり、ホルモンバランスの乱れが起きやすくなるのです。

このようなホルモンの過剰分泌と自律神経の乱れは、女性ホルモンのバランスにも影響を与えやすくなります。

エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌は、視床下部や脳下垂体と密接に連動していますが、これらはストレスに非常に敏感です。

そのため、食後低血糖が慢性的に起こると、排卵のリズムが乱れたり、生理周期が不安定になったりと、妊娠しやすい体づくりにとって不利な状態を引き起こす可能性があります。

血糖が下がると、体はなんとか正常に戻そうとして「アドレナリン」「コルチゾール」などのホルモンを分泌します。

これらはいわゆるストレスホルモンで、心身を緊張状態に導きます。

その結果、

●イライラや不安感

●睡眠の質の低下

●疲れが抜けない・朝がつらい

といった不調を引き起こしやすくなります。

■ こんな生活習慣の方は要注意!

●朝食を抜きがち

●昼食と夕食の間が長い

●糖質中心の単品食(パン・麺・おにぎりなど)

●コーヒーやエナジードリンクで空腹をしのぐ

●夕方になると甘いものをドカ食いしてしまう

思い当たる方は、血糖の波が大きくなっている可能性があります。

■ 鍵は「血糖の波を小さく保つ」こと

血糖値は、上がりすぎても下がりすぎても体にとってはストレス。

その“波”をゆるやかに保つためには、「補食(軽い間食)」が大きな役割を果たします。

空腹の時間を長く作らないこと、そして糖質をとるときには「たんぱく質や脂質と一緒にとること」が大切です。

次回は、具体的にどんな補食が適しているのか、タイミングや量についてもお伝えします!

🍀まとめ

●空腹時に糖質をとると、インスリンが大量に出て血糖が急降下しやすい

●食後低血糖は、血糖の乱高下により体に“ストレス”をかける状態

●イライラ・眠気・不安感・疲労感などの原因になることも

●自律神経や副腎への影響も見逃せない

次回は「補食のとり方」について具体的にご紹介

🌿鍼灸整骨うりずんでは…

当院では、東洋医学の知恵に基づき、「気・血・津液(しんえき)」の巡りを整え、からだ全体のバランスをととのえることを大切にしています。

特に妊娠しやすい体づくりには、自律神経やホルモンの調和、そして日々の食習慣による内臓のケアが欠かせません。

鍼灸をはじめ、よもぎ蒸し、ホットストーン、アロマトリートメント、カッピングなど、さまざまな方法で体質やお悩みに合わせた施術を行っています。

「血糖バランス」も、体の声を聞きながら整えていく大切な視点のひとつです。

からだの内側からやさしくととのえたい方、どうぞお気軽にご相談ください。

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