11月13日 千葉市若葉区在住 44歳女性 (高橋ウイメンズクリニック併用)より、ご懐妊のご報告いただきました。おめでとうございます。
鍼灸整骨うりずんの妊活治療コースをご利用いただきながら、高橋ウイメンズクリニッ...etc
記事を読む

千葉市の妊活専門鍼灸院 鍼灸整骨うりずんの金親です。
今回は、小麦粉製品を食べると妊活にはよくないということをお話ししたいと思います。
小麦粉製品(パン、パスタ、うどん、クッキーなど)をたくさん食べることで、以下のような体の不調が起こる可能性があります。
◆ 1. リーキーガット症候群とカンジダ菌の増殖(腸のバリア機能の低下)
わたしたちの腸は、体の中でもとても大切な役割をしています。
ただ食べ物を消化するだけでなく、体を守るバリア(壁)のような働きもしているのです。
その腸の壁は、細かい「つなぎ目」(これを専門的には「タイトジャンクション」といいます)でできていて、必要な栄養は通し、悪いものは通さないようになっています。
ところが、何らかの理由でこのつなぎ目がゆるんでしまうと、腸の中にある未消化の食べ物や細菌、毒素などが体の中に漏れ出してしまいます。
これが「リーキーガット症候群(腸もれ)」と呼ばれる状態です。
体にとっては異物が入ってきたと感じるため、免疫が過剰に働いてしまい、疲れやすくなったり、肌荒れが出たり、アレルギーのような反応が起きたりすることがあります。
このリーキーガットの原因のひとつと考えられているのが、小麦などに含まれる「グルテン」というたんぱく質です。
グルテンの中の“グリアジン”という成分が腸を刺激して、“ゾヌリン”という物質が増え、腸の壁のすき間がゆるんでしまいます。
その結果、腸のバリアが壊れて体の中に悪いものが入り込みやすくなり、体の不調やホルモンバランスの乱れにつながることがあるのです。
グルテンは一部の人にとって消化しづらく、腸の壁を刺激して炎症を引き起こすことがあります。
炎症が続くと、腸のつなぎ目が壊れてしまい、腸もれの状態が進んでしまいます。
妊娠にはホルモンの安定が欠かせませんので、腸の状態を整えることはとても重要です。
また、生成した小麦粉の糖質は腸の環境が悪化させ、「カンジダ菌」というカビのような菌が増えやすくなります。
カンジダ菌が増えすぎると、ガスがたまったり、お腹の不調が起きたり、さらに腸の壁を傷つけたりすることがあります。
腸内細菌叢(腸内フローラ)と子宮内膜細菌叢(子宮内膜フローラ)には、相関関係があるといわれていて、腸内環境を整えることが子宮内膜の環境を整え、着床しやすい子宮を作ることにつながります。
◆ 2. 血糖値の乱高下(体のリズムが乱れる)
白い小麦粉を使った食品は、血糖値を急激に上げやすく、その後すぐに下がるという「乱高下」が起きやすい傾向にあります。
この血糖の波は体にとってストレスとなり、ストレスホルモン(コルチゾール)が増加して、妊娠に関わるホルモンに影響を与えることがあります。
血糖値を安定させることで、ホルモンのバランスも整いやすくなります。
◆ 3. 脳腸相関(腸とこころのつながり)
腸は「第二の脳」とも呼ばれ、心の状態や自律神経とも深く関わっています。
腸内環境が乱れると、不安感やイライラ、睡眠の質の低下につながることがあり、これもまた妊娠しにくい状態をつくる一因となることがあります。
まずは「小麦粉8割カット」を目指してみましょう
グルテンフリーの食事を心がけると、腸の炎症が少しずつおさまり、腸の壁も修復されやすくなります。
しかし、小麦粉は日常的にたくさん使われているため、いきなりゼロにするのはなかなか難しいかと思います。
そこで、当院では**「まずは8割カット」を目標**にすることをおすすめしています。
たとえば、こんなふうに少しずつ取り組んでみてください。
- 朝のパンをおにぎりに変えてみる
- うどんをフォーや雑穀米に
- おやつにクッキーではなくナッツや果物を選ぶ
また、野菜や発酵食品、食物繊維の多い食品を取り入れることで、腸内のよい菌が増え、悪い菌が減り、腸内環境が整いやすくなります。
少しずつでも続けることで、腸内環境やホルモンの状態が改善され、妊娠しやすい体づくりにつながっていきます。
お気軽にご相談ください
妊活中の食事の見直しは、最初は戸惑うこともあるかもしれません。
でも、無理をせずできることから始めていただくことが大切です。
「これって大丈夫?」「何を食べたらいいの?」といったご質問も、どうぞお気軽にご相談ください。
鍼灸整骨うりずんは、鍼灸・よもぎ蒸し・アロマテラピー・カッピングなどの施術で、妊活・不妊治療中の方々が一時も速くご懐妊に至れるよう、お手伝いさせていただいております。
妊活・不妊治療にお悩みの方は、ぜひ一度ご来院ください。
関連記事
TOPに戻る