6月24日 船橋市在住 30歳女性(杉山産婦人科併用)よりご懐妊のご報告を頂きました。心よりお祝い申し上げます。
船橋市在住で鍼灸整骨うりずんの「妊活治療コース」をご利用いただきながら、杉山産...etc
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こんにちは。
鍼灸整骨うりずんの金親です。
第3回のブログでは、「日本の不妊に悩むカップルはセックスの回数が少なすぎます。」「もしかしたら卵子と精子で会えてないかもしれません。」「だからセックスの回数を増やしましょう。」というお話をしました。(大切なお話ですので、こちらからご覧ください。)
今回は、「セックスをできるだけ多くすると子宮内膜と胚の相性が良くなり、妊娠しやすくなりますよ。」というお話しをいたします。
「ポイントは、精液が、子宮内膜の免疫の攻撃性を抑え、胚の自分以外の部分にやさしくなり、着床しやすくなりますよ!」ということです。
自然妊娠を目指すカップルに、「セックスの回数を増やすと妊娠しやすくなります。」と言えば「なるほど、なるほど!」「確かにセックスはあんまりしてなかったよね。」と納得いただき、「もうすこしがんばってみよう。」となるのではないでしょうか?
しかし、体外受精や顕微授精などの生殖補助医療によって妊娠を目指すカップルでは、多少事情が変わるかもしれません。
高いお金を払い、精神的・肉体的に大変な思いをして、妊娠を目指します。
採卵し、精子と卵子を合わせて受精卵を作り、子宮内の着床しやすい場所に戻すまで医療の力でやります。
「今更セックスをたくさんしたからって妊娠できるとは思えないし、妊娠が期待できないタイミングでのセックスは、無駄!」とすら感じるかもしれません。
しかし、この一見無駄に見えるセックスが、子宮内膜が胚を受け入れやすくする上でとても大切になります。
人間には免疫があります。
免疫とは自分と自分以外を見分け、自分以外のものをやっつけようとする働きです。
卵子は、自分の体からできたものです。
しかし、精子は自分以外のもので免疫の攻撃対象です。
卵子と精子が一緒になってできた胚は、半分は自分ですが、半分はパートナー由来の細胞です。
子宮内膜の免疫が強すぎると、胚が、子宮内膜に潜り込んでくることを許さないことがあるのです。
パートナーの精液がこの問題を解決するカギとなります。
精液には、子宮内膜の免疫を抑える働きがあるからです。
なるべく多くセックスをすると子宮内膜の免疫は胚のパートナー由来の半分に対しても寛容になります。
次に胚がたどり着いたときに着床しやすくして、流産しにくくしてくれるのです。
生殖補助医療での移植では、精液が子宮内膜に触れることなく、胚を子宮内膜の上に戻します。
普段からセックスをしていなければ、子宮内膜はまだ、胚の精子由来の半分を許す準備ができていないかもしれません。
もちろん、自然周期で排卵させたのちに胚移植する場合は、注意が必要です。
排卵日周辺にセックスして胚移植をすると双子以上の妊娠になることもあるからです。
しかしながら、セックスの機会を増やすことが、妊娠しやすい子宮内膜を作る可能性があるのです。
移植をしても着床しない、流産してしまうといったお悩みがあり、近頃全くセックスしていないというカップルの方は、妊娠しないタイミングでできるだけセックスをしていただくと妊娠する確率がアップすると思います。
たくさんセックスすると子宮内膜は胚のパートナー由来部分にも優しくなります!!
がんばりましょう。
千葉市の鍼灸院、鍼灸整骨うりずんでは、妊活をしていらっしゃる皆さんを鍼灸・アロマテラピーでお手伝いさせていただいております。
お手伝いさせていただいた患者さんがご懐妊され、出産された時には私たちも本当にうれしいです。
皆様の妊活にとって有用な情報をこれから発信していきたいと考えています。
40週間後には、かわいい赤ちゃんを抱っこできるよう、がんばりましょう。
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