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■子宮内膜にも細菌が存在する可能性が注目されています
以前は「子宮の中は無菌」と考えられていました。しかし近年、子宮内膜にも細菌が存在している可能性が注目され、「子宮内膜フローラ(子宮内膜マイクロバイオーム)」という言葉を耳にする機会が増えてきました。ラクトバチルス(乳酸菌)が優位な状態の方が妊娠率が高い可能性があるという報告もありますが、まだ研究段階の部分も多く、今後さらに解明されていく分野でもあります。
■腸・腟・子宮は同じではありません
「腸内環境を整えれば子宮内膜も良くなる」という話を耳にすることがあるかもしれません。しかし、腸と子宮は同じ環境ではなく、腸の細菌がそのまま子宮に移動して住み着くという単純な話でもありません。一方で、腸・腟・子宮それぞれの粘膜環境が互いに影響し合っている可能性も、近年注目されています。
■「菌を増やす」より「環境を整える」
子宮内膜フローラの検査を受けた方の中には、ラクトバチルス製剤や乳酸菌を勧められることがあります。これは、ラクトバチルスが腟や子宮の粘膜環境を整える働きが期待されているためです。一方で、口から摂取した乳酸菌がそのまま子宮内膜に定着するかには、まだ十分には分かっていません。
ですから、ラクトバチルスを取り入れることと同時に、十分な睡眠・ストレスの軽減・胃腸の健康・血糖値の安定・バランスのよい食事などを意識した生活を送り、ラクトバチルスが働きやすく粘膜環境が保たれやすい身体づくりが大切であると考えています。
大切なのは「菌を入れること」よりも、「菌が住みやすい身体環境を整えること」ということです。
■粘膜環境を支えているもの
腸や腟、子宮の粘膜は、常在菌・粘液・免疫細胞によって守られています。そしてこうした粘膜環境は、睡眠・ストレス・自律神経・食事・血糖値・胃腸の状態など、身体全体の影響を受けていると考えられています。
だからこそ妊活においては、「子宮だけ」を見るのではなく、身体全体を整えることも大切なのではないでしょうか。
■東洋医学でも「土台」を大切にします
東洋医学では、消化器系をつかさどる「脾胃(ひい)」は気血を作る源、すなわち身体を養う土台と考えられています。当院でも、妊活中の身体づくりにおいて睡眠・ストレス・食事・胃腸の働き・血糖値の安定などを大切にしています。これは「何か特別なものを足す」というより、身体が本来持っている力を発揮しやすい環境を整えるという考え方です。
■まとめ
子宮内膜環境やラクトバチルスに関する研究は今後さらに進んでいくと思われます。しかし身体は「腸だけ」「子宮だけ」で成り立っているわけではなく、睡眠・ストレス・自律神経・食事・胃腸・血糖値など、全身の状態が互いに影響し合っています。
妊活中は「何か悪いものを探す」よりも、「身体が回復しやすい環境を整える」という視点も大切です。
■妊活と腸内環境シリーズを終えて
全5回にわたり、妊活と腸内環境・腸内細菌と食事・睡眠とストレス・粘膜環境・子宮内膜環境についてお話してきました。このシリーズを通してお伝えしたかったのは、「身体はすべてつながっている」ということです。腸も、睡眠も、ストレスも、血糖値も、子宮も。どれか一つだけが原因ではなく、身体全体のバランスが妊活の土台を支えているのだと思います。
■鍼灸整骨うりずん(千葉市中央区)
千葉市中央区の妊活専門鍼灸院 鍼灸整骨うりずんでは、妊活中のお身体を、鍼灸施術・睡眠・食事・血糖値の安定・胃腸の状態・自律神経など、身体全体のバランスから考えることを大切にしています。不妊治療と並行しながら、体質改善や妊娠しやすい身体づくりについて一緒に考えていきたいと思っています。
千葉市で妊活や不妊治療、体質改善についてお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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